2011年02月15日

水原い江(いこう)先生(その2)

14日、水原先生が再度、ギャラリーを訪問して下さった。
11時オープンを間違って、雪が降る前の寒い時間
30分あまり道でお待ちいただいたとのこと。
申し訳なさでいっぱいになりました。

先日のお話で、先生が陶芸をなさること、美しい菩薩像の印を
彫られていること、天山紫草を使って草木染めをされたことなどを
お聞きして、私が実物を見てみたいなあと言ったことを気にとめて
下さり、今日はスポーツバックいっぱいにそれらの品々を詰めて
タクシーを使ってお持ち下さった。

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画像は、先生が「活佛(かつぶつ」と呼ばれる佛・菩薩の生まれ
変わりとチベット全土からみとめられている少年の特別教育顧問
となられていた何年間かの日常や、シルクロードの調査で各地を
歩かれた時の貴重な写真集「佛者の目」(監修・撮影・水原い江)
普通のものが一生かかっても体験できないような尊い内容です☆


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5000年前からの土地の石を砕き、数年水に漬けて陶土とし
手びねりで作られた茶碗。
その色はすべて自然の土に寄る微妙な焼き色となり、手におさめると
土肌がやさしくとても心地よいものでした。
まるで小さな宇宙を感じるような気持ちになりました。

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チベットの高山に咲く天山紫草の根っこから抽出した液でしぼり染め
をしたシルクはやわらかな絹の手触りと、大好きな紫色は自然からの
贈り物そのものの色でした。
布が折ってあるので全体が見えませんが、菩薩様のような女性像と
花が描かれています。

そのどれをも水原先生自らが手仕事として作っておられることに、やはり
驚ろきと、尊敬の念をますます抱きました。  つづく
posted by みずがめ座 at 01:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
水原先生の現在は?ご存知なら教えて下さい。
Posted by 加藤眞知子 at 2022年02月11日 10:03

>加藤眞知子さま
>
>ここしばらくはお会いしていませんが、昨年お電話がありました。お体も大分弱っておられるようです。それでも、お持ちの貴重な資料を一度展覧したいとのお気持ちでした。
Posted by みずがめ座 at 2022年02月12日 02:37
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